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総勘定元帳のエクスポートとチェック

やよいの青色申告27(総勘定元帳のDL&チェック)


こんばんは。(#^.^#)

今日は、試算表(損益計算書)のDLとチェックについて書く予定でしたが、その前に、総勘定元帳をDLして、チェックする方法を書いておきます。

 

画像は、「売掛金」の例です。

2行目の残高は、前年度からの繰越を示しています。

この額と同額が回収できていれば問題ないのですが、必ずしも同額で回収できるとは限りません。

そんな時、Excelはセルを選択するだけで画面下部に合計が表示されるので、上の画像の場合、1/17・1/20・2/13・2/13まで選択してやっと一致しました。

一致したら同じ色で塗りつぶしています。

なぜ、こんなことをしているかというと、本来残っている売掛金は、12月の借方金額だけのはずだからです。

その額にならない場合は、どこかに入力漏れがあるので、この方法でチェックしています。

「売掛金」に限らず、「未払金」、「買掛金」、「仮払金」、「仮受金」その他様々な科目で利用できるので、よろしかったらお試しください。

 

総勘定元帳のエクスポート

  1. 「やよいの青色申告」を起動します。
  2. 「決算・申告」タブをクリックします。
  3. 「総勘定元帳」をクリックします。
  4. 「勘定科目」をチェックしたい科目にします。
  5. 「ファイル」→「エクスポート」をクリックします。
  6. 「参照」をクリックして、「出力先」を任意に設定します。(例:デスクトップ)
    一時的に使用して、すぐに削除するファイルはデスクトップを使うことが多いです。
  7. 「ファイル名」は任意に設定し、「保存」をクリックします。
  8. 「OK」をクリックします。
  9. これで、デスクトップにメモ帳ファイルが保存できました。(右側の画像参照) 

ダウンロードしたファイルの加工 

  1. 「Excel」を起動して、新規ブックを準備します。
  2. デスクトップに保存したファイルをセルA1にドラッグします。
  3. 1~8行目は不要なので、行削除します。
  4. A列を列選択します。
  5. 「データ」をクリックします。
  6. 「区切り位置」をクリックします。
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「コンマ」にチェックを入れ、「完了」をクリックします。
  9. 「日付」・「相手勘定科目」・「相手補助科目」・「借方金額」・「貸方金額」・
     「残高」・「摘要」の列だけ残して不要な列を削除します。(列幅も自動調整)
    ※ 極端なことを言えば「日付」「借方金額」「貸方金額」「残高」だけでもOKです。
  10. 「日付」の列に日付が入っていないセル(先頭行は除く)は、合計なので削除します。
    是非、「F4」キーで繰り返し機能を使ってください。
  11. 金額が入った列((D~F列)に「桁区切りスタイル」を設定します。
  12. これで、見やすくなったので、「借方金額」と「貸方金額」が一致するように、適当に選択して、一致したら同じ色で塗りつぶすなどの作業をして行きます。
  13. 作業が途中になりそうなら、ファイル名を付けて保存しておきます。

これにより、入力漏れや誤入力が見つかるかと思います。

先ずは、これで、総勘定元帳を辻褄が合う結果に修正しておきましょう。

私は、取り敢えず、総勘定元帳のチェックが終了しました。

 

ちなみに、私の入力ミスは、「事業主貸」と「事業主借」でした。

サーチキーを「JIGASI」と「JIGARI」にしているため、「JIGA」まで入力して、表示された科目を誤って選択している場合がありました。

 

その場合は、「事業主貸」は資産(本当は資産ではない。後で説明を書きます。)と捉えれば、金額は原則として、「借方」ばかりに登場しないと変です。

 

もし、「貸方」に登場していたら、その日は入力ミスなので、

  1. 会計ソフトで、該当の「総勘定元帳」を開きます。
  2. 間違った日の行セレクタ(一番左)をダブルクリックします。
  3. 「仕訳日記帳」(振替伝票の場合もある)の画面が表示されます。
  4. 間違っている科目をクリックして、青く反転したら修正します。
  5. 修正が終わったら、「戻る」で前の画面に戻っておきます。

その原理で行くと、下の「事業主借」は、原則として「貸方」に登場しないといけないのですが、画像の部分が借方になっています。 

これは、Amazonギフトカードをお教室様にメールでお送りしたのですが、メールを開封されずに、未受領になってしまった分です。

ギフトカード購入時に「広告宣伝費/事業主借」(個人用クレカ払いなので)の処理をしているので、その逆仕訳「事業主借/広告宣伝費」を行って、それぞれ取り消したためです。

 

未受領の金額合計分は、以前もご報告させていただいたかと思いますが、日本赤十字に寄付させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

 

いよいよ、今年度で事業もイベントも最後にさせていただきますが、「お年玉抽選会」も当たった方は、手続きをお忘れなくお願いいたします。

手順その他は、年賀状に書かせていただきますので、内容をご確認ください。

 

今回は、最後ということで、既にギフトカードは購入してありますので、当選された方には、郵送でお送りさせていただきます。

ご住所・お名前のお申し出は、年賀状印刷の都合で明日までとさせていただきます。

 

「事業主貸」及び「事業主借」とは?(覚えなくても良い)

昔、簿記を学習された方はご記憶にあるかも知れませんが、「引出金」で処理した科目です。

最終的には、「引出金」を「資本金」に振り替えたかと思います。

つまり、資本(純資産)の増減科目になるのですが、そんなことを考えると難しくなるので、「事業主貸」は事業主に貸している「貸付金」、「事業主借」は事業主から借りている「借入金」みたいな捉え方をしておくと、資産が増えたら借方、負債が増えたら貸方なので、分かりやすいかと思います。

 

昔の簿記検定は、3級は個人事業者、2級以上は法人事業者の内容が出題されたのですが、最近の簿記検定は、3級から法人事業者について学習します。

そのため、「事業主貸」「事業主借」「引出金」のような科目は登場しません。

 

以前の学習(開始残高を入力した頃)を思い出していただくと、ただくと、「決算書」の4ページ目の貸借対照表の12/31の「元入金」に「事業主借」と「青色申告特別控除前の所得金額」を足して、「事業主貸」を引いた額が今年の1/1の「元入金」の額になったと思います。

 

こんな風に、難しいことは考えていただかなくても良いので、上に書いたようなイメージで仕訳をしていただくと分かりやすいかと思います。

いや、ここまでくると難しいかな?(;^_^A

難しかったら、難しく考えすぎずに、「資産と費用は増えたら借方」だけ抑えてください。

 

ちなみに、今日は以前お世話になっていた税理士さんに事業を閉鎖するにあたっての、自分の疑問点をメールでお尋ねしました。とてもお安くお教えいただけました。

 

他に、私はネットワークに弱く、最近、ONUの調子が悪かったのですが、K先生がネットワークに強いのでメールでご相談してご指導をいただいています。

こちらは、極端に安過ぎる価格を提示されたので、さすがにそれでは悪いと、自分で価格を決めさせていただき、請求書に加算していただくことにしました。

 

こういう困ったときに頼れる方を各方面に作っておかれると安心ですね。(#^.^#)

私は、幸い、良い方ばかりに恵まれて、本当にありがたい限りです。

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