簿記3級(伝票3)
【問題32-6】
入金伝票や出金伝票の記入面から振替伝票を推定する問題です。
(1)が分割法、(2)が擬制法になりますね。
擬制法は、一旦、全部の取引を掛け取引とみなして(擬制して)、仕訳する方法でした。
入金伝票や出金伝票に書かれている相手科目に注目すれば、すぐにわかるようになりますね。
【問題32-7】
3種類の伝票6枚から仕訳日計表(1日分の仕訳をまとめた表)を作成し、総勘定元帳に転記する問題です。
入金伝票の合計を「現金」の借方に、出金伝票の合計を「現金」の貸方に記入して、後は、それぞれの科目を足して行けば良いですね。
仕訳を考えてから解いても良いのですが、普通に集計して行けば求められそうです。
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現金借方:5,000+12,000=17,000
現金貸方:4,000+9,500=13,500 -
売掛金借方:15,000
売掛金貸方:5,000+1,500=6,500 -
売上借方:1,500
売上貸方:12,000+15,000=27,000
- 買掛金借方:4,000
- 仕入借方:9,500
「仕丁」欄:仕訳日記帳のページ数という意味です。
「元丁」欄:総勘定元帳のページ数という意味です。
例えば、仕訳日記帳の借方17,000を総勘定元帳の現金借方に転記する場合、
「日付」、「仕訳日記帳(転記元の帳簿名)」、「金額」を記入し、
最後に、記入しましたよの確認の意味で、仕訳日記帳のページ数を「仕丁」欄に記入します。
仕訳日記帳の「元丁」欄には、総勘定元帳の何ページ目に転記しましたよの意味で、元帳のページ数を記入します。
転記漏れをなくすために記載する欄なので、最後に記入する習慣にされると良いです。
会計ソフトなら、通常は原始証憑を見て入力するので(伝票も起票しない場合が多いし)、総勘定元帳への転記は、ソフトが自動でしてくれますので、徐々にこういうった試験内容は無くなっていくのでは?と思います。
やはり、「簿記は仕訳に始まり仕訳に終わる」といわれるように、仕訳だけはできるようにしておくことが重要です。
やよいの青色申告(2月中旬頃オンラインアップデート)
「消費税の申告書」を作成しようかと思ったのですが、2月中旬にオンラインアップデートがあるようです。
ということで、さすがに、急ぎ過ぎだなと、保留にしました。(;^_^A
次に、確定申告の準備をしようと、「個人事業者の電子申告」のテキスト手順に沿って、途中まで進めてみました。
その結果、ふるさと納税のXMLファイルの申請をしておく必要があったということで、早速、申請しました。
申請がまだの方は、この間に申請しておかれると良いかもです。
このファイルを入手しておくと、たとえ、10市町村とかに寄付(ふるさとう納税)されていても、手入力不要で楽ですね。
以下は、私が利用している「ふるさとチョイス」の例です。
- ふるさと納税のサイトにログインします。
- 画面右上の「マイページ」をクリックします。
- 画面左のメニューから「チョイススマート確定申告」をクリックします。
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画面を下へスクロールして、
「年度」を選択し、「発行のお申し込みへ」をクリックします。 - 同意事項を確認して同意し、「申し込む」をクリックします。
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「申し込みの完了」と表示されたら、OKです。(1~3日で発行されるようです)
発行完了はメールで通知さます。
確定申告書作成コーナー
国税庁の確定申告書作成コーナーで途中までの手順を行いました。
マイナポータルとの連携は、昨年では大した内容が連携できなかったので、連携しないで進めていたのですが、今年はどうかな?と思って試したら、やはり、全然…。(;^_^A
様々な控除関係を読み込んでくれるかと思ったのですが、結局、手入力のようです。
まあ、でも、将来を見越して、連携する方法で書き直しています。
スマホとの連携画面も若干変わって、かなり改訂が必要です。(;^_^A
コメントをお書きください
高柳 (水曜日, 31 1月 2024 12:33)
三輪先生
いつもブログ拝見させていただいております。
簿記のためになる知識、ありがとうございます。
数年前の記事で、MOS試験料の仕分けでは、私も受験料を売上勘定で処理していたため、立替金勘定の記事を読んだときは、すごく勉強になりました。
最近は、オデッセイより試験料の請求書(インボイス)が月末に送られてくるのですが、それを見ながらいつも疑問に思います。
受験料の売上は、本部計上なのに、受験生にお渡しする領収書は、実施する教室発行。本部が、受験生に領収書を発行してくれると、違和感がでないのになっと、モヤモヤしています。
ふと疑問に感じた、つぶやきでした。
三輪 (水曜日, 31 1月 2024 12:45)
高栁先生、こんにちは。(^^)/
いつも、大変お世話になっております。
ブログをご覧いただき、コメントもありがとうございます。
おっしゃるように、受験会場は手数料を受領するだけなので、
全額売上にするのは変ですよね?
「受取手数料」という収益の科目で処理されても良いと思います。
なるほど、今は、そうなっているんですか?
受験会場の現場から離れていて、よく分からなくてすみません。
おっしゃるように、受験料での領収書だったら本部が発行すべきですよね?
今も事務局長(日本での責任者)は出張(でばり)さんなのかしら?
もの申すで申し上げれば、お聴きくださると思いますよ。
あくまで、試験監督という役務の提供をしているだけだから、
その分だけの「売上(受取手数料)」になるのでは?とか、
受験料全体での領収書は本部が発行すべきでは?とか…。
3/1以降も、経理関連のブログは続けて行くつもりですので、
よろしかったら、引き続きご覧いただけると嬉しいです。(#^.^#)
高柳 (水曜日, 31 1月 2024 12:58)
三輪先生
お返事ありがとうございました。
勉強になります(^^)/
経理関連のブログはいつもためになっております。
ありがとうございます。
一度、オデッセイさんの方に聞いてみたいと思います。
キッカケをくださり、ありがとうございました。(^^♪
三輪 (水曜日, 31 1月 2024 18:30)
高栁先生
補足です。
現在、「受取手数料」は「営業外収益」(本来の事業とは別の収益)とされるようですので、例えば、「売上」と同じ部分に、「試験監督手数料」でもなんでも、
ご自分でわかる科目を作っておかれて、決算書を作る際は、「売上高」に集計
するようにしておかれると良いと思います。
いずれにしろ、商品を仕入れて販売する訳ではないので、
全額を「売上」に計上するのは、消費税(仮に簡易課税)も絡んで来ますと、
「どうなの?」と思いますので、最寄りの税務署にお尋ねになられると
良いかと思います。
領収書の発行に関しては、オデッセイにお尋ねになるしかないですよね。(;^_^A