こんばんは。
今日から「現金・預金」に入ります。
【現金勘定で処理するもの】
「現金」と言えば、一般的には、紙幣や硬貨をイメージされると思いますが、簿記では、その他に、次のようなものを受け取ったら「現金」勘定で処理します。
理由は、すぐに「現金」に交換できるからです。
正直、目にされる機会は少ないものが殆どだと思いますので、次のような名称が出てきたら、「現金」勘定で処理するんだと覚えてください。
- 他人振出の小切手
- 郵便為替証書
- 送金小切手
【問題6-1】
上を踏まえて、問題を解いていただけば、特に難しくはないかと思います。
(2)のように、かねて受け取っていた他社振出小切手というのも、赤字の部分を「現金」と読み替えていただけば同じです。
【当座預金】
「当座預金」は、「普通預金」や「定期預金」と異なり、一般の方は耳にされる機会も少ないかと思いますが、銀行と当座預金契約を行うと、イラストのような「小切手帳」というものが支給されます。
普通預金同様に出し入れ自由ですが、無利息の預金になります。
事業上、多額の現金を金庫に入れておく危険性を回避するためなどの目的で利用します。
私は、実家で実際に作成したこともあるのですが、50枚綴りだったか100枚綴りだったかは忘れましたが、「帳」と言われるように、1枚ではなく何枚かの綴りになっています。
この小切手に、仮に¥1,000,000と記載して、サインをしたら、この小切手を受け取った人が銀行で1,000,000円に換金することができます。
そのため、他人が降り出した小切手を受け取れば「現金」で処理をすることになります。
それに対して、この小切手を作成した人(振出人という)は、この小切手を作成して、相手に渡すことにより、相手が銀行で現金化することを想定して、振り出すと同時に「当座預金」の減少として処理を行います。
他人が振り出した小切手を受け取れば、「現金」の増加になりますが、ただちに「当座預金」に預け入れたなどの文言があれば、いきなり、「当座預金」の増加として処理します。
【問題6-2】
上記の内容をお読みいただけば、特に難しくはないかと思います。
余談ですが、「小切手」に似たものに「手形」というものがあります。
「小切手」は、すぐに換金できるのに対し、「手形」は、何ヶ月後かに支払(受取)を約束したものになります。(3級の範囲の手形は約束手形のみ)
例えば3ヶ月後が期日だとすると、その期日まで金庫などで保管しておくか、割引と言って、銀行に利息相当分を支払って、期日前に換金するということを行います。
(後の単元で学習します)
ちなみに、政府は2026年に手形廃止、小切手の全面的な電子化の方針を打ち出しているようですので、いずれ、小切手や手形に関する問題は、簿記検定の範囲から外れるかと…。
手形は、換金できる日が先になるため、零細企業の資金繰りが苦しくなるからのようです。
電子化とあるように、電子記録債権(債務)というものが出題されますが、それも、後の単元で学習します。
時代とともに、資格試験の内容も変わって行きますので、過去の合格に安寧しないで、絶えず、最新情報を耳に入れておくことは大切ですね。
会計ソフト入力練習(免税事業者4-開始残高)
「簿記会計基礎」の仕訳問題は、会計ソフトに入力することを想定して作った問題ではないので、後からの入力に合わせるために、次の残高があったとして、その入力を行います。
通常は、前年度の青色申告決算書の4ページ目(貸借対照表)をご覧になり、赤枠(12/31)の金額を入力することになります。
ここでは、練習のために、次の金額を入力してみましょう。
- 現 金:4,970,000
- 売掛金:1,030,000
- 借入金:1,000,000
- 資本金:5,000,000
手順は、次のとおりです。
- 「やよいの青色申告」を起動します。
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タイトルバーが、練習の商店名になっているのを確認します。
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「科目残高入力」(「科目設定」の右にあるアイコン)をクリックします。
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「現金」の「前期繰越残高」欄をクリックします。
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「4970,」と入力して、[Enter]を押します。
※ カンマは、自動入力されるので、入力不要です。
※ 末尾のカンマ(,)は、1つカンマを付けるごとに000(0を3つ)省略できます。
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「現金」の残高欄に「4,970,000」と入力されたと思います。
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同様に、「売掛金」の残高欄に「1030,」と入力して、[Enter]を押します。
「借入金」なら、「1,,」で大丈夫です。
※ ちなみに、数字は右手でテンキーで入力されると思うので、
左手で「,」を入力すると早いですね。
※ 最後に、「資本金(元入金)」を入力しようと思っても、入力できないと思います。
画面下部に視線を移すと、借方が6,000,000、貸方が1,000,000となっていて、
貸借バランス」が5,000,000と表示されていると思います。
- 画面左上にある「貸借調整」というボタンをクリックします。
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確認メッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
※ これで、元入金に5,000,000と入力され、貸借バランスは0になったと思います。
会計ソフト入力練習(免税事業者5-現金出納帳入力)
この問題は、あくまで「簿記会計基礎」の練習問題なので、大半が現金取引です。
事業では、極力、「現金取引」は避けられたほうが良いです。
ちなみに、「うちはどうだったかな?」と確認してみたら、昨年から繰り越した28,477円のままで、一切、現金の出入がありませんでした。
自動取込は、実際の口座でないと練習できないので、この段階では手入力でやってみます。
手入力が必要な場合も生じますので、その練習だと思ってやってみられてください。
自動取込は、来年度の分で練習してみたいと思います。
日付が必要ですが、仮に【問題11】は、7月と仮定して、
日付は1なら1日・・・という感じで、7/1からやって行きます。
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起動時の画面に戻るために、画面右上の「ナビゲータ」をクリックします。
※ どの画面からも、起動時の画面に戻りたい時は「ナビゲータ」をクリックです。 - 日々の取引を入力したいので、サイドメニューの「取引」をクリックします。
- 現金取引ばかりまとめて入力しますので、「現金出納帳」をクリックします。
- 「日付」を入力します。(例:7/1なら、701と入力するか、7/1と入力)
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[Enter]を2回押して、相手勘定科目の欄に移動します。
※ [Enter]を「1回押すと、仕訳辞書を選択するためのドロップダウンリストが表示されますが、鬱陶しかったら、次の方法で表示しないようにすることもできます。
「取引」→「仕訳辞書」→「不要な辞書を選択する(先頭クリック後、[Shift]を押して最後クリック)」→画面上部の「削除」(私は不要なので削除していますが任意で) - 上を試された方は「戻る」を2回クリックして、現金出納帳に戻ります。
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火災保険料を支払ったので、「相手勘定科目」欄でサーチキーの「HOKE」程度まで入力し、目的の勘定科目が表示されたら、[Enter]
※ 大文字小文字は問わないので、そのまま、キーボードから「ほけ」と入力
※ サーチキーを整理した理由は、少しでも入力文字数を少なくするためです。 -
「摘要」欄は、練習なので省略しますが、入力したとして、[Enter]
※ 実際のものは、支払先や内容など書いておきます。 -
自動的に「支出金額」欄に飛ぶので、金額を入力(300000か300,)後、[Enter]
※ 段々、無意識に左手が「ね」のキーに落ち着くようになるかも…。(;^_^A
※ ここで、現金の減少(支出)は貸方(右側)に来ていると分かるかと思います。 - 翌日の「日付」欄に飛ぶので、「702」と入力して、[Enter]
- 直前に入力した勘定科目を引きずると思うので、そのまま、「KO・・・」などと入力
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以下、この作業を続けてください。
※ 5番(7/5)は、現金取引ではないので飛ばしてください。
結果は、次のようになります。
画像下が、「仕訳日記帳」の画面ですが、会計ソフトは入力しないで、仕訳の解答を知りたいと思っておられる方の参考にされてください。
いつもどおり、閉じるだけで自動保存してくれます。
ちなみに、「仕訳日記帳」は「取引」画面の2段目右端にある「仕訳日記帳」をクリックすると確認できます。
アジアプロ野球チャンピオンシップ
ま~た、森下選手ですね~!
でも、先制ホームランで流れが日本に来て良かった。
万波選手の喜び方が、いつもとおんなじ!
ああいう自然体で表現できちゃうのは、普段からの球団の雰囲気の良さだと思う。(#^.^#)
その万波選手にも、ヒット(打点含む)が出て、守備もさすがの安定感!
相手の好守備に阻まれて、1打点でしたが、嬉しそうな笑顔にファンも笑顔になります。
根本投手もナイスピッチングで、良かったです。
岡林選手は、チャンスでヒットが出ず、残念!!
まあ、久しぶりに元気な姿が見られたので、良かったです。
明日は、ヒットが出ますように!
SBI新生銀行や投資信託について
早速、元生徒さんから、口座開設のお尋ねがありました。
で、「ブログに途中まで書いておくわ」とお伝えして、15手順くらいまで書いたのですが、結局、削除させていただきました。
というのは、何でも「自己責任」と言っても、何かあったときに困りますのでね。(;^_^A
自分は、納得して口座を開設し、預金もしましたが、開設は、ネット情報をあれこれ調べて、ご自分で納得された方が、ご自身の手でやっていただかないとまずいかなと思い直しました。
お役に立てず、申し訳ありません。
ちなみに、SBI証券でNISA口座を開設しようと思っておられる方は、住信SBIネット銀行に入っておかれれば良いですよ。
どちらの銀行からも、SBI証券への連携可能です。
私は、投資を始めたときから、住信SBIネット銀行と連携しています。
この辺り、SBIグループで名前が似ているのでゴチャゴチャになりそうですね。(;^_^A
投資信託の購入の仕方も、妹に「今夜のブログに書いておくわ~」と話して、妹に読んでもらうために書いたものなので、ご了承ください。
金額が大きくなるお話なので、ごめんなさいね。
ご自分で調べられて、ご自分で金融機関や証券会社を決められた後、ここで手順が分からないなどのご質問にはお答えできると思うので、そういう操作面ならお気軽にお尋ねください。
その後のラインでお返事した内容を、もう少し詳しくして、共有させていただきます。
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楽天証券は、自分が利用していないので、手順の書きようがないです。
まあ、NISAじゃなきゃ作ってみても良いですが…。
SBI証券は、以前、開設手順を書きましたので過去ログを見てくだされば…。
どこに書いたかは記憶していないので、ご自分で探してくださいね。(;^_^A
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ドル建てについては
円安がこのまま続くとは思えないし、為替差損が出る可能性もあるので、手を出さないほうが良いと思います。
私の場合は、円高のときに契約して、円安のときに手放したので為替差益が大きかったですが、そんなことは滅多にないと思いますので、慣れない方が手を出すのは危険です。 -
株やファンド
値動きの大きいものを狙わずに、安定しているものを選ばれれば良いと思います。
私は、株は、株主優待目的で買っているだけなので、値上がり率は低いです。
食いしん坊なので、概ね飲食店です。
ただ、庶民派なので、生徒さんのお口には合わないお店かと思います。(;^_^A
投信は、YouTubeなどで詳しい方がほぼ同じものを薦めておられるので、そちらを購入しています。
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講習について
私自身、超初心者なので無料講座でも無責任に開くことはできません。
ご理解のほど、よろしくお願いします。
YouTubeなどをご覧になったほうが参考になります。
総体的に言えることは、YouTubeで見かけるように、10年、15年のスパンで見るなら、最終的に損は出ないのかな?低金利の定期預金に預けておくよりは、はるかに良いかな?って感じで、気長に構えています。
毎日一喜一憂しないで、放っておくという感じです。
少しずつ買い増ししている程度で、ほとんど売却はしないです。
いずれにしろ、何年分かの生活費を確保しておいて、余剰資金でやられて、自分で選んだ株や投信を購入されるなら、自分で自分を納得させられるので良いのではないかと思います。
最後に、
リッチだから、どんだけでも買えるじゃん!(笑)
思ったほど、投資は怖くないよ。
怖かったら、10万円程度から始めてみたら?
んでもって、値下がりしても、絶対に気にしないこと。
値下がりが気になるタイプなら、最初から手を出さないほうが良いよ。
精神的に良くないと思う。
ということで、よろしくお願いします。
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