今日のテーマ:商業簿記2級(外貨換算会計)/
11 外貨換算会計(P.86~87)
問題11-5
為替差損益の仕訳問題ですが、ここからは、昨日の後の問題のように、決算時に為替換算をする必要があるかどうかを意識する問題になるようです。
3/6及び3/14の仕訳はヨシとして、
3/31の決算時に為替換算をする「資産」や「負債」はどれかですね?
「未払金」は、決算時のレートで換算します。
「前払金」は、テキストに記載されていると思うのですが…。
P.155に表の形で掲載されています。
非貨幣項目
資産:棚卸資産・前払金・前払費用・有形固定資産・無形固定資産など
負債:前受金・前受収益
問題に出題されるのも、殆どが「前払金と前受金」、「固定資産」に関するものが多いので、
「前」が付いたら不要だなぁ。とか、固定資産や棚卸資産は不要だなぁ。
程度の覚え方で良いかと思います。
問題11-6
為替換算部分の精算表の一部作成ですね。
(1)
「売掛金」で、上の「前」にも「棚卸資産や固定資産」にも該当しないので必要です。
1,000ドル(105円→112円)7円×1,000ドル=7,000円
このときに、売掛金が減るのか増えるのか迷いそうですが、金額をメモしてみられても良いですね。
売却時は、105,000円(105円×1,000ドル)で「売掛金」を計上しています。
決算時は、112,000円(112円×1,000ドル)です。
ということは、「売掛金」を7,000円増やしておけば良いことになりますね。
外貨取引等をやられているなどして、円高、円安が、サッとイメージできる方は、それで判断されても良いと思います。
そうじゃないと、105円が112円になった。損?得?って分かりづらいですもんね。
1ドルとの交換が105円だったのが、112円になった(円安)。
言い直せば、払ってもらえる額が増えますから得になりますもんね。
(2)
「前」なので不要です。
(3)「買掛金」なので、「前」にも「棚卸資産や固定資産」にも該当しないので必要です。
仕入時:106×500=53,000
決算時:112×500=56,000
ということで、「買掛金」を3,000円増やすということが分かります。
こちらも、購入時に106円だったのが決算時に112円になっている。
ということは、6円多く払わないと1ドルと交換できないということですよね。
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