昨日、作成した表を利用して、パレート図を描いてみます。
1.A3~B11とD3~D11を範囲選択します。
2.2Dの集合縦棒を描きます。
「挿入」→「縦棒/横棒グラフの挿入」→「2D縦棒」→「集合縦棒」
3.グラフの位置やサイズを任意に調整します。
※ご存知の方が多いかと思いますが、[Alt]キーを押しながらドラッグすると、セル単位で移動やサイズ変更ができます。
※売上累計比率の棒グラフを選択したいのですが、1より小さいために、このままでは、選択が困難です。
ということで、
4.グラフを選択した状態で「書式」タブをクリックします。
5.画面左上の「グラフ要素」を選択するボックスの▼をクリックして、「系列”売上累計比率”」を選択します。
※グラフ上で、1より小さい棒グラフが選択できたのが確認できます。
6.そのまま、「グラフのデザイン」タブをクリックします。
※余談ですが、ここも、今回のアップデートで変更された箇所です。
7.「グラフ種類の変更」をクリックします。
8.「売上累計比率」のグラフが「集合縦棒」になっているのを「マーカー付き折れ線」に変更します。
※これで、売上累計比率は折れ線グラフになりますが、売上高の単位と累計比率の単位が同じでは、棒グラフ同様に横一線の折れ線になるだけで、分からないので、第2数値軸を追加します。
9.「売上累計比率」の「第2軸」にチェックを入れます。
※これで、プレビュー画面にパレート図が表示されたかと思います。
10.「OK」をクリックします。
後は、グラフのタイトルその他を任意に調整します。(画像は省略してあります(;^_^A)
右側で70%の位置に着目し、視線を左へ移すと、A商品のやや右で折れ線が交わっており、それより左にある「C商品」「H商品」「A商品」が重点管理商品ということが分かります。
エクセル表の中に「ランク」の列がなくても、これなら、すぐに分かりますね。(^▽^)/
更に加工するなら、グラフの第2軸を10%刻みの100%までに設定しても良いですよね?
(1)第2軸をダブルクリックします。
(2)「軸の書式設定」が表示されるので、「軸のオプション」で最大値を「1」にすると、自動的に、主が「0.1」になり、第2軸が10%刻みになりました。
如何でしたでしょうか?
以下、余談です。(;^_^A
ABC分析は、経営管理だけではなく、様々な面で使えます。
昔、専門学校で日商簿記2級の講座を担当していたことがありました。
日商簿記検定は100点満点で70点以上取得すれば合格になります。
当時は2級の平均合格率が20%程度と言われていました。
回によっては10%台のときもあり、今年の2月は12.7%のようで、かなり難関資格の部類に入って来ていますね。(;^_^A
問題は、ザクッとですが、第1問が仕訳5問、第2問が本支店会計や特殊仕訳帳など、第3問が試算表、精算表、損益計算書及び貸借対照表などの問題、第4問と第5問が工業簿記や原価計算に関する問題が出題されていました。
第1問から第5問が各20点の配点なので、第2問と第3問の商業簿記、第4問と第5問の工業簿記(原価計算)の80点から60点、第1問の仕訳問題20点から3問正解できれば12点ということで、合計72点で、とりあえず、合格点には到達できます。
1年目に担当させていただいた経営学科の学生の3級の合格率が、お陰様で非常に高かった(同レベルの他の先生が担当されたクラスの約10倍合格できた)ために、2年目は、情報処理学科を担当して2級を合格させて欲しいとのご依頼をいただきました。
そこで、過去問全てを拾い出して、分析をしたのです。
その結果、20点問題が4問中3問当たり、第1問の仕訳問題も5問中3問が当たったために、非常に高い合格率を上げることができました。
まあ、いくらヤマが当たっても、日商は結構ひねった問題が出されるので、学生達の実力がなければ合格は難しいのですが…。
当時は、勤務先の学校からの紹介で、大手企業様の通信教育+スクーリング(3級)も担当させていただいていました。
その研修の担当部署の課長から同課の従業員さん(大卒で入社間もない方)に、なんと、試験の前日、たった1日だけで、「できたら2級を合格させてやって欲しい」と言われて、「え~!たった1日で2級なんて無理ですよ~!2級はそんな甘いもんじゃないんですよ~!」とか言いながら、仕方がないので、過去問を分析して作ってみた模擬試験問題をやってもらって、とりあえず、これだけは、満点取れるようにしてくださいと特訓をしたら、なんとなんと、1日の特訓で合格されてしまったのです。(@_@。
まあ、優秀な方だったのだとは思いますが…。
後から、「実は、先生は問題を知ってたんでしょう?」とかって、担当学生にも、この職員さんにも言われたのですが、問題は、試験当日の朝、試験会場に届きますので、絶対に前日から分かるはずがないのです。
徹底的に分析して作った模擬試験の成果だけなんです。
これは、1つの体験談ですが、皆さんなら、どんなことに活用できるかな?と、是非、ご自分のアイデアを生み出してみられてくださいね。(^_-)-☆
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