皆様、こんにちは。(^▽^)/
土日は、弊社休日のため、今日は朝から家人の確定申告の準備をしています。
2時間ほどで不動産所得の青色申告決算書は作成できた(不動産所得はデータ入力量が非常に少ないため、1年分が2時間で終わります。(;^_^A)ので、次は医療費控除の計算をしてみようと、領収証を整理しました。
既にご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、私は、昨年は幸か不幸か医療費控除の申告をできなかったので、今年、初めて知ったのですが、国税庁のサイトから画像の「医療費集計フォーム」がダウンロードできることを知りました。
ご存じない方がいらっしゃったらと思って、ご紹介させていただきます。
残念ながらブックの保護が掛けてあって、PWも設定されているようですので、ブックの保護の解除ができず、自分流にカスタマイズして利用することはできませんが、実際に入力をしてみて、こんな風にすると、少しでも早く入力できますよ~ということを、生徒さん向けにご案内させていただきたいと思います。
- 日付の入力欄はありませんので、領収書は日付順に並べずに、支払った病院や薬局別に並べると便利です。
- 「医療を受けた人の名前」欄は、オートフィルが使えますので、領収書は受けた人の名前別に整理しておくと便利です。
と、ここまで、領収書を整理しておいて、それぞれの欄の入力のコツです。
「医療を受けた人」欄と「単語登録」
パソコン入門文字入力編のテキストには記載してありますが、この機会に単語登録の復習をされると便利です。
登録の仕方の例ですが、私は教室運営時代に姓の1文字目と名の1文字目で全生徒さんの名前を登録していました。初日太郎さんなら「はた」って感じですね。(笑)
単語登録は、パソコン入門文字入力編のテキストに詳しく手順を記載してありますが、忘れちゃったと言う方は、
- 画面下の「あ」のボタンを右クリックします。
- 「単語の登録」を選択します。
- 「単語」欄に登録したい文字列を入力します。(例:初日 太郎)
- 「よみ」欄に登録したい読みを入力します。(例:はた)
- 「登録」ボタンをクリックするか、[Enter]を押します。
これで、登録完了です。
「めあど」でメールアドレスとか、「すまい」でご自分の住所とか、色々と登録しておくと普段から何かと便利ですよ。
弊社の事務員は、定例的なあいさつ文なども登録していたようです。(;^_^A
本題の医療費集計のフォームに戻りますと、この欄は通常どおりオートフィルでコピーできますので、名前別に整理しておくと便利なのがご理解いただけると思います。
「病院・薬局などの名称」
この欄も、オートフィルが使えますので、支払った先別に整理しておくと便利なのがご理解いただけると思います。
こちらも、毎年、掛かる病院名などが同じなら単語登録しておかれても良いですね。(^_-)-☆
「医療費の区分」欄と「ショートカットキー」
こちらは、「診療・治療」、「医薬品購入」、「介護保険サービス」、「その他の医療費」の4項目になっていて、それぞれのセルにカーソルが移動すると、ドロップダウンリストを表示するための▼が表示されるようになっています。
といっても、リストは「該当する」だけが…。(;^_^A
こういったドロップダウンリストの表示は、殆どの場合[Alt]+[↓]のショートカットキーで表示できます。
ということで、[Alt]+[↓]で「該当する」を選択すれば、マウスに持ち替えなくても、キー操作だけで終わらせることができます。
ちなみに、ブックの保護のせいで、この欄はオートフィルが使えません。
じゃあ、1件ずつ選択するのか?ってことですが、ここはコピペが利用できますので、入力したセルを選択して[Ctrl]+[C]でコピーし、予め多めの領域でも良いので、複数セルを選択しておき、[Ctrl]+[V]で貼り付けると、効率的です。
「その他の医療費」って何?って感じですが、昨年、私は足を痛めて歩けない時期があったのですが、その際に病院までタクシーを利用しましたので、こういったものが該当します。
「支払った医療費の金額」と「所得控除」
「支払った医療費の金額」欄にはIF関数とSUM関数をネストした数式が入力されているので、金額欄に数値を入力する都度、自動的に計算されて、表示されます。
ちなみに、いまだに、医療費は個人ごとに申告が必要と思っておられる方もあるようですが、家族分まとめて一番所得の多い人に付けておけば大丈夫です。
我が家は、8時間労働している私より、悠々自適の家人のほうが所得が多いので、医療費の98%は私ですが、家人の申告に付けます。(^^)v
ここで、確定申告書の作成の流れをザクッと見てみますと、
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収入金額等
先ず、それぞれの収入金額を入力します。
例えば、給料の方は給料や賞与の総額、年金の方は年金の総額になります。
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所得金額
次に、所得金額が自動計算されます。
給料の方は、「給与所得控除(国税庁のサイトで確認できます)」という額が給与等の総額から差し引かれます。その結果、給与所得の金額が求められます。
年金の方は、雑所得という所得に区分されますが、例として、65歳以上の方が120万円以下の年金収入だと、全額控除されるので、雑所得は0円ということになります。
それ以上の金額をもらわれている方は、国税庁のサイトで計算方法が確認できます。
まあ、自動計算されるので、一般の方は数式を覚えておかれる必要はないかと…。
これらの金額は、事業者でいう必要経費のようなものです。
こんな感じで、先ず、収入金額と所得金額は違うということですね。
所得の種類は全部で10種類もあるのですが、所得ごとに計算されます。
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所得から差し引かれる金額
次に所得から差し引かれる金額が計算されます。
これが、いわゆる「所得控除」というものです。
「医療費控除」やふるさと納税などの「寄付金控除」、「生命保険料控除」などなど、支払った額を入力すれば、自動的に所得控除の額が計算されます。
「基礎控除」は、誰でも38万円が自動表示されると思います。
詳細は、「ふるさと納税のテキスト」をご覧ください。
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課税所得金額
2の所得金額の合計額から3の控除額の合計額を差し引いたものが「課税される所得金額」ということになります。
自動計算されます。
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税金の計算
4の金額に対して、所定の税率(5~45%)が掛けられ、税額が計算されることになります。税率は、国税庁のサイトで確認できます。
大抵の方は、源泉徴収税額(源泉徴収票に記載されている金額)を入力すれば、自動的に還付される金額が計算されます。
詳細は、「ふるさと納税のテキスト」をご覧ください。
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