皆さん、こんにちは(^^)/
本日は、今週、連続でお伝えしてきました損益分岐点に絡んだお話の最終回となります。
今回は「変動費」にあたるテキストに関することです。
教室によって、テキストの捉え方というのは様々ですが、私が感じていることを書かせていただきます。
生徒さんはテキストを購入されたがっている
教室で使うテキストについて、次のように、思っていらっしゃるお教室はありませんでしょうか。
「テキストは教室に準備しておいて、生徒さんに購入してもらうのは止めよう」
「0円に近いような安いテキストを探して、生徒さんに提供しよう」
そのほうが生徒さんの負担が減って、より長く通ってくださるだろうと。
そう思い出したら、経営者として失敗路線を歩み始めていると思います。
「教材会社だからそう言うんだろう?」と思われるかも知れませんが、そうではありません。
実は、私自身も、自社でテキストを作っていても、一時期は上記の1つ目の考え(教室に準備しておいて、それを使っていただく)を持っていました。
でも、しばらくして、それは間違いだと気づきました。
自分のお財布と生徒さんのお財布を勝手に混同しちゃいけないんですよね。(;^_^A
生徒さん目線で物事を考えないと…。(^^ゞ
私みたいな思い違いをされていた方がありましたら、是非、生徒さん目線で見直してみていただいては?と思います。
以前も書かせていただきましたが、教室へ通ってくださるような生徒さんは、テキスト代を節約しようなんてことは考えておられないのです。
ご自分のテキストなら、自由に書き込みもできるし、ご自宅でも取り出せる。
自分自身が生徒さんだったら、ヤッパリ、テキストは欲しいな。
テキストを売ってくれないのは、それだけ教室に引き留めておこうという考えかな?とか変に勘ぐっちゃいますよね。(笑)
でも、教室は、テキストの終了=卒業ではないんですよ。(^^)
授業は、「テキスト」が命
パソコン教室の授業は、テキストがとても重要です。
安かろう悪かろうの教材を使ってしまうと、それが原因で生徒さんの減少に繋がります。
弊社が、自教室のためにテキストを作ろうと考えたのも、それを危惧してのことでした。
実はFCを抜けてから、一時的に利用させていただいた他の教材会社のテキストの評判が、生徒さんにあまりにも悪かったからです。
余分な説明が多過ぎたり、テキストの説明と実際の画面に余りにも差異があったために、
「このページは読まなくていいですよ。」とページ全体に×点を打ち、
「この部分は飛ばしてくださいね。」と部分部分に×点を打ち、
「ここは、このようにしてくださいね。」とテキストに補足を書き入れ。
最終的に、テキストの半分以上を手直ししてお渡ししました。
それでも、画面が違い過ぎて、初心者の生徒さんには厳しかったのです。
ただ、そこは安かろう悪かろうではなく、高かろう悪かろうでしたが…。(;^_^A
生徒さんが、テキストが分かりづらいことが原因で減り始めたため、これはまずいと感じて、慌てて自教室のためのテキスト制作を始めたのが、現在の起点です。
最初は、インターネットのテキストでした。
その後、その生徒さんが再入会してくださって、弊社のテキストをお使いいただき、わざわざ、私に向かって「これは分かりやすいねぇ。」とお声を掛けていただき、その後も、ずうっと教室を続けていただけて、本当にホッとした思いがあります。
今もそうですが、インターネットやスマホ&タブレットは、頻繁に画面が変更になりますので、それらのテキストの改訂頻度が高い教材会社が、真に生徒さんのためを思って作っている教材会社だとご理解いただくと良いかと思います。
日進月歩ならぬ秒進分歩の時代に1年も前のテキストが使えるはずがないんですよね。(;^_^A
弊社も、毎月、画面変更と改訂の追いかけっこをしています。
テキストを作られる方の多くが、制作したらそれで終わりという場合が多いのですが、テキストは完成したら、それで終わりというものではないんですよね。(;^_^A
中途半端にテキスト制作に手を出されて、本業の教室運営が疎かになり、それが原因で教室そのものを閉鎖されることになってしまったお教室も複数存じ上げています。
本当に生徒さんに喜んでいただけるテキストを提供し続けようと思ったら、生半可な気持ちでは続けられません。
弊社が、比較的早い時期に教室部門を譲ったのも、そういう面もあります。
しかも、一人で作っていると、どうしても独りよがりになってしまうので、全然、別の趣味嗜好を持った優秀なスタッフと共に作れるということも、とても重要だと感じています。
そういう意味では、弊社で17年間、正社員講師をやってくれている野田との連携は、自画自賛ですが、非常に上手く行っているのでは?と、勝手に考えています。(;^_^A
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日は、私が最近購入したAmazonエコーについて書かせていただく予定です。
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