こんばんは。(^^)/
試算表で、元帳の転記も計算も正しいことが確認できたら、次は、その金額を元にして、財務諸表(貸借対照表や損益計算書)、いわゆる、「決算書」を作成します。
左側のページが法人事業者の一般的な決算書で、右側のページが、ご存じの方も多いかと思いますが、個人事業者の青色申告決算書です。
画像のコメントは「弊社刊MFクラウド確定申告 月次&決算編より」って書いていますし、年度もかなり古いので、その部分はスルーしてください。
後で、「やよいの青色申告」に作り変えておきます。
法人のサンプルの年度も古いので、直しておかないと…。
「MFクラウド」は出始めの頃に使ってみて、「これからは、クラウドの時代や~!」って、皆様にもおススメしてしまったのですが、申し訳ありませんでした。
「弥生」の使いやすさを知っている者にとっては、使い続けるにしたがって、「ああ、これもできんの~?」「ああ、これもダメ~?」「弥生やったら、できるのに~!」みたいな感じで、だんだんストレスが溜まり、結局、「弥生」に舞い戻ることになりました。(;^_^A
Windows版になったときに、一気に会計ソフトのトップに上り詰めた「弥生」のSEさんやPGさんの簿記力の差なんだろうなぁって感じています。
後は、やはり、DOSの時代のコマンドが分かっているかどうかも大きいなあと。
ちょうど、DOS版の時代に非常に使いやすかった「PCA会計」や「大番頭」というソフトが、Windows3.1の時代になって、一気に使いにくくなったのと似ています。
それまで、大手企業向けの定番中の定番だった「大番頭」まで、「弥生」(社名は、次々吸収合併等で変わっています)に吸収合併されることに…。
PCA会計もDOS版からWindows版に切り替わったときに、上手く、ソフトが作りこめていなかったので、使いづらくなって、結局、離れて行きました。
人間が古いので、一応、DOS版の時代から、会計ソフトの講師をしていたんです。(;^_^A
あ、すみません、脱線し過ぎました。
でも、会計ソフトの変遷も、雑ネタで少し知っておいていただくと…。
「仕訳」→「総勘定元帳への転記」→「試算表作成」(試算表は毎月作成)まで進むと、
次は、「決算修正仕訳」という決算時特有の仕訳を行います。
会計ソフトでは「伝票辞書」などに登録しておいて、サッとドラッグしてくるだけで一気に仕訳が完了!みたいな、そんな感じで処理できますが、学習上は、細かく、内容を学習していく必要があります。(もちろん、ソフトもその土台となる知識があってこそ使えます)
仮に、試算表が決算修正仕訳も終わった後のもの(決算整理後試算表)だったとすると、そこから、「資産」・「負債」・「純資産」に該当する勘定科目の残高は、「貸借対照表」に移動し、「費用」と「収益」に該当する勘定科目の残高は、「損益計算書」に移動します。
「貸借対照表」の貸借差額は「当期純利益」=「純資産額が増えたこと」を表し、
「損益計算書」の貸借差額も「当期純利益」を表し、その数値は当然ながら一致します。
P.41の【問題9】にあるように、一度、【問題8】で作成した試算表から、貸借対照表と損益計算書を作成して、当期純利益が一致することを確認してみてください。
一応、解答用紙をアップさせていただきますので、よろしかったらご利用ください。
解答は、こんな感じになります。
ほとんど、試算表から書き写すだけですが、「売上」は、損益計算書では「売上高」と表示します。
「仕入」は、厳密にいうと仕入れた金額がそのまま、全部売れる訳ではなく、期首や期末に在庫が残るので、それを加減して計算しないといけないのですが、決算の章で詳しく学習しますので、この段階では期首や期末の在庫はなくて、仕入れた分が全部売れたと思ってください。
その場合の「仕入」は、損益計算書では「売上原価」と表示します。
後は、本当に書き写すだけですね。
この貸借対照表や損益計算書のことを財務諸表というのでしたが、これらは、自社のために作成しているだけではなくて、外部利害関係者(投資家とか銀行など)にも報告する必要があるのです。
そのため、一般の方が見ても、ある程度、内容が分かるように、こんな風に、表示名が変わって来るということだけ知っておいてください。
小売店と卸売店
皆さんは、ネットショップでお買い物をされる時に、何日(何ヶ月・何年)も前から会員登録だけしておかれるということはありますでしょうか?
私は、お買い物は99%がネットショップ利用なのですが、利用するときに会員登録をします。
理由は、次回からの注文時に、いちいち、住所等を入力する手間が省けるからです。
普通は、そうなんじゃないのでしょうか?私が変???(;^_^A
個人的にそういう考えでいるので、購入予定もないのに、会員登録をされるのが不思議で、不思議で仕方がないんですが、皆様は如何でしょうか?
ショップを移転した最大の理由は、自分がプログラミングに弱いので、運営がキツカッタというのもありますが、どなたでも簡単に会員登録ができてしまって、どなたでも、卸価格が見えてしまうっていうことも、ずうっと引っかかっていました。
お教室様にご迷惑が掛かりますから…。
途中で、切り分けられるような内容を追加していただきましたが、結局、自分が登録する訳じゃないので、そこはすり抜けられて、形骸化しているという状態が気になっていました。
卸価格で、自分の経験を思い出してみました。
教室のイベントの賞品用に、卸店からまとめて大量(500個とか1,000個のレベル)購入しようと思ったことがあります。
私は、こう見えても(見えないけど)、結構気が大きいので、一気にドサッと購入しちゃったりしてたんですよ。(;^_^A
購入予定数量をお伝えして、「卸価格は何%程度になりますか?」ってお尋ねしたら、
「初回に5万円だったか購入していただいたら、それから卸価格を教えます。」と言われて、
なるほど、卸店が卸価格を安易に伝えてしまったら、小売店に迷惑が掛かり、信用にも関わるからそんなことはできないよなぁと、感じたものです。
弊社に視点を移してみると、弊社も卸売業に該当する訳です。
そのため、以前から、個人の方から「販売してほしい」というご要望をいただいても、
お教室様一覧からお近くのお教室を探されて、そちらへ通っていただくか、テキストだけでも販売していただけるかをお尋ねください。って、ご返事をしていたのです。
昨日も、今日も会員申請をいただいたのですが、これから、開業をしようとされる方が価格だけでテキストを選ばれては、この先の運営が見えてしまうなぁと、安易には登録させていただけない旨をお伝えして、結果的に、会員登録をお断りする形を取らせていただきました。
私がこれから開業しようと思うなら、気になるテキストを1式購入して、自分自身で全て操作してみて、生徒様に分かりやすいかどうかを自分の目で確かめてからって思うので、そうされるべきじゃないかなぁ?と…。
それと、そもそも、「パソコン教室ってどんなところ」っていう本質を分かっておられないと、絶対にこけてしまうと思うんですよ。
- パソコン教室やスマホ教室は、パソコンやスマホを教えるところ
- パソコンやスマホに詳しければ、教室が開ける
もし、そう思っておられるなら、絶対に1年も持たずに、コケますよ
一応、こんな田舎でも500名以上の生徒様にお越しいただいていたので、生意気ですが、すみません。m(__)m
私なら、どれだけ費用を掛けてでも、気になる教室の見学にもお邪魔します。
できれば、受講料をお支払いして、1時間でも生徒体験をさせていただきます。
(本当は1時間では分からない。せめて2時間)
起業のために準備された貴重な資産を、ドブに捨てちゃうことになりませんように!!
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