09 個別原価計算2(P.42~45)
問題9-5
(1)直接材料費
月初+当月仕入-月末=と、無意識に、電卓を叩けるようになられると良いですね。
(3)直接労務費
当月支払+当月未払-前月未払=と、こちらも、電卓を叩けるようになられると良いですね。
ただ、咄嗟に手が動かないようなら、慌てなくても良いので、後々の学習のために、T勘定を描いて求められるほうが良いです。
問題9-6
パズルみたいな問題ですので、難しく感じられるでしょうか?
パズルを解く感覚で、楽しみながら解いてみましょう。(;^_^A
何が重要かというと、基本部分の勘定の流れがしっかり頭に入っているかどうか?です。
それが分かっていれば、「賃金」勘定の貸方の諸口は「仕掛品」と「製造間接費」に流れるということが分かり、「仕掛品」勘定の(1)「賃金」の額が25,000と求められます。
「製造間接費」は、直接労務費の120%という条件から、「仕掛品」勘定借方の「製造間接費」の額は、30,000と求められます。
と同時に、「製造間接費」の貸方の(3)の科目は「仕掛品」、(4)の金額は30,000と分かります。
それが分かれば、「製造間接費」勘定の差額の配賦差異が2,000と求まり、「製造間接費配賦差異」勘定の借方の(5)の科目は「製造間接費」、(6)の金額は2,000と分かります。
流れが咄嗟に思い浮かばない場合は、回り道なようでも略式で仕訳をメモしてみられると早く解けると思います。
問題9-7
データが、ズラズラ~っと文章で書いてあると、データ量が多く感じられるかと思いますが、
(1)直接材料
できれば、「月初+当月-月末=」と、電卓をたたきましょう。
減耗は通常発生する程度とあるので、すぐに、「製造間接費」勘定に書き込めばOKです。
「通常発生する程度」と、わざわざ断りがあるのは、異常発生の場合は、原価に算入しない(つまり、製造間接費にはしない)からです。
余談ですが、その場合は、「営業外費用」か「特別損失」で処理しますが、まだ、商業簿記を未学習と仮定しているので、用語に慣れないですよね。(;^_^A
下の株式投資関連のテーマに書いておきます。
(3)直接賃金
こちらも、できれば、T勘定を描かずに、「当月支払+当月未払-前月未払=」と、電卓を叩けるようになると良いと思います。
慣れられなければ、両方ともT勘定を描いて考える習慣にされたほうが、後々良いです。
(7)製造間接費
直接労務費法なので、(3)で直接労務費を書いたら、その1.5倍にすれば良いですね。
問題9-8
私は、原則として、テキストには落書きしない派ですが、試験では、こういう問題は表内に金額をメモされたほうが良いです。
2の条件で製造間接費の配賦率が350円と分かっているので、電卓に350××と置いて、直接作業時間の欄に製造間接費を先にメモしたほうが早いかと思います。
その後、備考欄の右にでも直接材料費から製造間接費の合計をメモするという感じで…。
102は、9月分と10月分を別々に合計しておきます。
ここまで準備できれば、
9月に着手して、完成しているもの(101)は「月初製品」だし
9月に着手して、10月に完成しているもの(102)の9月分は「月初仕掛品」だし
10月に着手して完成し、未引き渡しのもの(103)は「月末製品」だし
10月に着手して、未完成のもの(104)は「月末仕掛品」だし
と書き込んで行けば、比較的楽に解けるかと思います。
当月完成した102と103の合計が「当月完成高」だし、
当月引き渡した101と102の合計が「売上原価」ですね。
今日は、ここまでにさせていただきます。
個別原価計算、もう1日掛かりますね。(;^_^A
8時間勤務&残業2時間、帰宅&夕食後に1時間程度学習される方を想定して、そのペースで書いています。
株価情報の見方
<例:ニトリ>
- 収益:7,000億
- 純利益:900億
- 純利益率:12.85%
- 売上原価:3,000億
- 原価率:3,000÷7,000=42.3%
昨日視聴した動画の中で、アシスタントの方が、「素朴な疑問ですが、収益と純利益はどう違うのですか?」と尋ねられていました。
時間の関係だと思いますが、先生が早口で、収益から売上原価を引いて、販売費及び一般管理費を引いて・・・と説明されていましたが、たぶん、分からないと思うので、上の工業簿記の内容なども踏まえて、書いてみたいと思います。
2級の工業簿記を学習中の方も、2級の商業簿記学習時の参考にもなるので、よろしかったら、ご覧ください。
報告式の損益計算書なら、先ず、
Ⅰ 売上高 という感じで記載します。(Ⅰはローマ数字の1です)
次に来るのが
Ⅱ 売上原価 です。
売上原価は、工業簿記でいうなら「製品」勘定と同じです。
月初製品+当月完成品-月末製品が「売上原価」です。
商業の場合は
期首棚卸高+当期仕入高-期末棚卸高が「売上原価」で、理屈は同じですね。
早い話が自社で製造していたら製品、他から仕入れていたら商品というだけで、一緒です。
「売上高」から「売上原価」を引いたものが「売上総利益」です。
粗利(あらり)とか粗利益などとも言われます。
次に来るのが
Ⅲ 販売費及び一般管理費 です。
販売費及び一般管理費は、個人企業なら「経費」とほぼ同じです。(厳密には違う)
文字どおり、商品や製品を販売したり、会社を管理していくための費用です。
「売上総利益」から「販売費及び一般管理費」を引いたものが、「営業利益」です。
文字どおり、本業の営業活動から得られた利益です。
次に来るのが、
Ⅳ 営業外収益
Ⅴ 営業外費用 です。
工業簿記で触れた異常な棚卸減耗損もここに含まれる場合があります。
一般的には、財務活動から生じた費用や収益と言われています。
貸付金や借入金の利息とか、有価証券(株や公社債)の売買損益などが該当します。
営業外の活動で生じる収益や費用です。
「営業利益」に「営業外収益」を足して、「営業外費用」を引いたものが「経常利益」です。
一般的に、企業の業績の良しあしは、この経常利益で判断されます。
次に来るのが、
Ⅵ 特別利益
Ⅶ 特別損失 です。
「営業外」は「収益」と「費用」って言うのに、「特別」は「利益」と「損失」っていって、最初は、用語を覚えるのに混乱する箇所です。
特別利益や特別損失は、日常的には発生しないような利益や損失で、例えば、車を売却したり、買い替えた場合に発生する「固定資産売却益(損)」などが該当します。
経常利益が少ないからと言って、保有地を売却して、特別利益を出して、最終的な利益を多いように見せたりなどということもされたりしますので、経常利益が重要になる訳です。
工業簿記の減耗の例では、例えば、大きな小麦粉の袋から1kg詰めの袋に詰め替え作業をしたとすると、通常でも、多少は粉が飛び散って、当初よりは減耗が生じます。
この程度は、「売上原価」に加算しましょうというのが「製造間接費」に入れる理由です。
それに対して、大きな小麦粉の袋を大量に雨ざらしにしちゃってダメにしちゃった。
さすがに、これは「売上原価」に算入しちゃうと、その月の原価だけ高くなってしまって、まずいでしょう!という場合に、「特別損失」などとして処理する訳です。
「経常利益」に「特別利益」を足して、「特別損失」を引いたものが「税引前当期純利益」です。
ここから、「法人税、住民税及び事業税」を控除したものが、「当期純利益」になります。
ということで、「収益」と「純利益」は、こんな違いになります。
上の場合、収益7,000億から売上原価3,000億を引いた4,000億が売上総利益、粗利になり、
粗利が大きいということをおっしゃりたかったのだろうと思います。
要は、販売価格は安いけど、原価を安く抑えているということかと…。
原価率は、売上原価÷売上高で求めるので、3,000÷7,000≒42%です。
小売業の原価率は70%チョイくらいらしいので、低い(安い)ですね。
原価率42%は、言い直せば、粗利の利益率が58%ということになります。
そこから、販売費及び一般管理費を引いて、営業外収益や営業外費用、特別利益や特別損失を加減して、税金分も引いた残りが「純利益」ということになります。
一般的に純利益率は、売上に対するものをいいますので、純利益が7,000億×12.85%=899.5億あったことになります。
約900億から、どれくらいを配当に回すかっていうのを「配当性向」と言いますが、こうして見て行くと、投資を始めようとする人に簿記知識が必要と言われる理由がよく分かります。
趣味:プロ野球観戦(ドラゴンズファン)
今日は新聞休刊日ですが、今日の一面はこれ!!
岡林選手が可愛すぎるので、小さくしておきます。(笑)
理由は、ゲットしたかったら、新聞買いにコンビニへ走りましょう!
朝4時だったかになると、変わっちゃうそうですよ~!みたいな…。(笑)
石川選手の4番初打点とか、清水投手のスリル満点の28球など読みどころ満載です。
って、別に中日新聞社の宣伝係じゃないです。(;^_^A
本社を応援する=選手を応援する(選手の年俸に繋がる)と思って応援するだけです。
ゲームがないので、ウォーキング等をしながら、YouTubeの公式チャンネルを表示された順に視聴しました。
一応、ウォーキングは30分までと言われているので3つくらいかな?
中でも、石川選手がおっしゃった言葉が印象的でした。(リンク先の動画)
正確には記憶していないけど、「試合に出て、あれこれと悩める幸せがある」とか、「4番打者の自信を持って臨みたい」といったような意味合いでした。
素晴らしい!!
怪我をして、1年間リハビリで苦労をされたからこそ「試合に出て、より上を目指すように、あれこれ悩める喜び、幸せ」を、より一層感じられるんだろうなぁと…。
苦労とは思わずに、よりパワーを増して戻ろうとポジティブに捉えて、頑張っておられたようです。4番打者の自信を持って臨まれる覚悟も素晴らしいですね。
まるで、1つのドラマを視ているようで、感動しました。
スタートは、以前視た画面と同じですが、最近の内容まで含めて編集されています。
ライト側へ歩いて来られたお二人の応援タオルを掲げられなかったのが残念!!
タオルを掲げるのは、応援と感謝です。
石川選手も細川選手も、注文しました。
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