本日の記事は野田が担当します(^^)
本日はパソコンに関する小ネタで
「QWERTY配列」についてお話したいと思います。
◆「QWERTYってなに?」という方のための基礎知識
「QWERTY(配列)」というのは、一般的なパソコンキーボードの配列のことです。
キーボードの左上隅から順に並ぶキーから、この名前がついています。
「QWERTY」の読みは「クワーティ」と読みます。
人によっては「クウォーティー」とか、「クウェルティ」とか読みますが、どれも正しいです。
ちなみに自分はクワーティ派です(^^)
◆QWERTY配列の「ナゾ」
QWERTY配列は見てのとおり、キーの配置がバラバラです。
規則性がないので、初心者にとってはキーの配置を覚えるのが大変です。
一体、どうしてこんな配置になったのでしょうか。
実はこれには色々な説があります。
QWERTYの由来についてネット検索すると、よく見かけるものを紹介します。
●わざと打ちにくくしている
なんとも摩訶不思議な話ですが、キーの配置をバラバラにすることで
「わざと打ちにくくしている」という説があります。
打ちにくくする理由は、パソコンが登場する前の、まだタイプライターだった時代に、
「入力が速すぎると、タイプライターの文字を打鍵するアームが絡まってしまうため」というものです。
タイプライターでは文字を打鍵した後、そのアームが戻りきる前に次の文字を入力すると、アーム同士が衝突します。
それを防ぐために、わざと入力速度を落とさせる目的でキーの配置をバラバラにしている、というものでした。
●連続して入力するキーを隣り合わせにしない
これもタイプライターのアームに関連する説です。
打鍵のアーム同士が衝突しないように、
「続けて入力することが多い文字は、アームの位置が隣り合わないようにキーを離している」という説があります。
●「typewriter」と素早く打てる
これは個人的にはちょっとネタっぽい気がする説です。
タイプライターの営業マンが製品を売り込む際に
見本で「typewriter」という文字を簡単に打てるようにキーを配置している、というものです。
ちなみにキーボードを見ていただくとわかりますが、
この単語は、下から3段目のキーのみで打てます。
1段だけで入力できるようにすることで、どんな利点があるのかはっきりとしませんが
1段だけを使う単語なら、普段はタイプライターを使わない営業マンでも
少し練習すれば「シュタタタタ!」ときれいに打てるようになるのかもしれません。
◆結局のところはどうなのか?
実はQWERTY配列については、詳しく調べている方(研究者?)がいまして、
これはかなり有力な説じゃないかと思っているのがあります。
その説とは「電報が目的だった」というものです。
タイプライターは当初、電報目的で使われることを想定していたそうです。
電報ではモールス信号を打ちます。例えば「・・-」(トントンツー)など。
そのとき、混同されやすい文字があったので
それらの文字は打ち分けやすいように近くに集めた、というものです。
モールス信号での入力の都合を優先したために
キーの配置はバラバラになってしまった、というわけです。
ところで、なぜ今回、この話を持ち出したかと言いますと
先日、この話題の記事を見かけたのが理由です↓
(2016年03月16日 GIGAZINE)
上の記事は、外国での話題を翻訳したものです。
実は以前にも、似たような話を見かけた覚えがありまして
以下の記事だったかもしれません。
「QWERTY配列が生まれた本当の理由」
(2013年05月22日 GIZMODO)
どちらも「電報のモールス信号が理由」ということについて書かれてあります。
というわけで、本日は以上となります。ありがとうございました。
また来週にお会いしましょう(^^)