皆さん、こんばんは。(^.^)
イレギュラーですが、本日2回目の投稿です。
忘れるといけないので、書いておこうと…。
経理処理をしていて気になった箇所が何点かあり、弊社講師にメールで指導しましたので、情報を共有させていただきます。
弊社の今期は「本則課税」ですが、「簡易課税」の際に事業区分がしやすいように、「売上高(5種)」、「売上高(3種)」、「売上高(2種)」のように科目を分けています。
ご存知かとは思いますが、それぞれ、次のような内容になります。
第2種:他社から仕入れて販売したテキストなどが該当します。(小売業)
第5種:授業料収入が該当します。(サービス業)
第3種は弊社特有ですが、自社で製作して販売しているテキストが該当します。(製造業)
そこで、
1点目:
上記に該当しない、いわゆる事業とは直接関係のない収入は「雑収入」になります。
2点目:
MOSなどの受験料を受領したときは、受験料全体が売上になるわけではないので、弊社では、いったん、「仮受金」処理をしています。
文字通り、仮に受け取ったお金ですね。
■受験料受領時
(借方)現 金 ××× (貸方)仮受金 ×××
■事務局への納付日
(借方)仮受金 ××× (貸方)売上高 ×××(試験手数料の額
前払金 ×××(事務局に支払う額)
「仮受金」は負債ですので、現金受領時は、貸方に記載します。
「現金」は、資産が増えるから借方という点から考えても辻褄が合うと思います。
次に、事務局への納付日ですが、
現金受領時に処理した「仮受金」をなくすために、反対側(借方)に持ってきます。
簿記は反対側に書くことによって、相殺されることになります。
ここで、初めて「売上高」を計上しますが、あくまで手数料収入分だけが教室の「売上高」になります。
差額は、事務局へ納付することになりますので、その都度、振込をされている教室なら、貸方のもう1つの科目は、「前払金」ではなく、「普通預金」になると思います。
更に、その都度、振込をされている場合は、次の仕訳も必要です。
(借方)雑費 ××× (貸方)普通預金 ×××(振込手数料の金額)
借方の「雑費」は、「支払手数料」とかでも問題ありません。
※ 「前払金」にしている理由
試験の都度、納付すると、振込手数料が無駄になるので、100,000円ずつ前払いしています。
正直、試験事務局も、いい加減にJNBや楽天銀行などのネットバンク対応にするとか、
手数料の要らない三菱東京UFJとかにしてもらいたいものです。
たまに、ネットショップでも感じますが、自社の都合が良い金融機関に振り込ませるっていうのは、顧客目線がないなぁと感じます。
振込手数料のことを全然考慮されていないですね。
振込手数料を差し引いてお振込みくださいでも良いはずです。(;^_^A
昔臭い発想ですが、本来なら、自分で集金に行かなきゃいけないところをお客様に振り込んでいただくんですから、振込手数料が掛からない金融機関の口座を開設しておくべきだと思うんですよね。
やはり、「自分がお客様だったら」の目線で考える必要があるかと…。
私の実家も事業を行っておりましたが、お振込みいただく場合は、振込手数料は差し引いてお振込みくださいという対応をしていました。
本来なら集金にお邪魔しなきゃいけないところを振り込んでいただくんだから当然だと申しておりました。
更には、振り込んでいただいたお礼などをお送りしていました。
私にはそこまでは真似ができないですが、やっぱり、細かい部分でも父を見習わなきゃなぁと感じています。
せめて、上記3行をご準備させていただいたり、口座振替をご利用いただいたら、手数料は弊社が負担させていただくとか、それくらいが私にできる精一杯のことです。(;^_^A
受験手数料収入は、講師時給より低く、試験はすればするほど、会社的には赤字になりますので、あくまで、受講生様のサービスとして行っています。
せめて、振込手数料くらい節約しないと、赤字がどんどん膨らむことに…。
って、みみっちいですが、みすみす無駄な出費は避けるのが経営者の務めかと…。(;^_^A
まあ、こういうことも、よく父に言われていました。(;^_^A
大きなお金をポ~ンと寄付する代わりに小さいお金を節約していたような気がします。
マイナス金利とかが話題になっている時代ですから、預けておくより振込手数料を節約したほうが賢いですよね。(^^)v
ということで、弊社では、「地代家賃」も振込手数料節約のために、半年分ずつ前払いしています。これ、実は創業時からずうっとです。
振込手数料の節約で年間ン万円は浮きます。
これが10年ならン十万円!!
たぶん、もう、100万円は余裕で節約できていると思います。(^^)v
「ちりも積もれば山となる」です。
余談ですが、上の画像は「MFクラウド会計」に取り込むための現金出納帳のテンプレートですが、画像のように分かりやすくセルに色を付けておいたり、科目がないものは、自由に科目コードと科目を追加することができます。
MFクラウド確定申告(導入&日次編)でも使用します。
弊社は、元々設定されている科目のうち、頻繁に使う科目だけセルに色を付けています。
更には、収入と支出で色分けをしています。
こうすると、コードを探すのが手早くできます。
最初は、保護が掛かっていますが、保護を解除するためのパスワードは設定されていませんので、簡単に解除をして、こんな風に編集してから使うこともできます。
ちなみに、エクセルの保護の解除は、「校閲」→「ブックの保護」でできます。
よろしかったら、「現金出納帳」ファイルの使い方のご参考にされてください。
本当は、すべて解除して、自分で関数を挿入したいところですが、一部ロックされているセルがありますね。(;^_^A
ちなみに、「MFクラウド会計」にインポートするときは、科目で判断しているようで、月によって科目コードが異なっていても全然問題ありません。(^^)v
「〇〇という勘定科目のコードは何にしたっけ~?」みたいな無駄な思考が不要ということで、ありがたいです。(^.^)
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