皆さん、こんばんは。(^.^)
今日からしばらくの間、私の担当の日は、個人事業者の決算について書かせていただきます。
パソコン教室の先生の中には、簿記が分からないから会計ソフトの指導ができないとおっしゃる方もありますが、経営者としても基本的なことは押さえておく必要があるかと思います。
手前味噌ですが、弊社教室長の葛谷は毎回簿記クイズにチャレンジしてくれているようです。
やはり、個人事業者の生徒さんが結構いらっしゃるため、会計ソフトのご質問を受けたときに適切なご返事ができるように、ブログで学習してくれているようです。
ということで、この時期は、やはり個人事業者の方の決算絡みの質問が多いかと思いますので、クイズ形式でご一緒に学習していこうと思います。
そもそも、決算て何?何のために行うの?ってところから考えてみますと、上の画像のようなことが言えるんですね。
1/1~12/31の1年間経営してきて、この間の利益(あるいは、損失)がどれくらいあったのか、12/31現在の財産等はいくらあるのか?
これらを正しく知るために行う作業が決算業務になります。
決算修正業務は、次のようなものが挙げられます。
1.売上原価の算定
2.貯蔵品の計上
3.固定資産の減価償却
4.売掛金や買掛金の計上
5.収益及び費用の見越・繰延処理
6.家事費の按分計算
7.その他
【売上原価の算定】
例えば、パソコン教室で1年間に500,000円のテキストを売り上げたとします。
そして、1年間のテキスト仕入高は400,000円だったとします。
では、500,000円に対する「売上原価」は400,000円かというと、そうではないですね。
1/1現在、去年から売れ残っているテキストがあるかも知れないし、12/31現在、今年の売れ残りのテキストがあるかも知れません。
そのため、毎年、棚卸作業を行い、正しい「売上原価」を求める必要があります。
画像の例の場合、去年から売れ残っていたものが100円、今年中に仕入れたものが1,000円あったとすると、合計1,100円分が売り上げることができたのですが、年末に棚卸をしてみたら、200円分が売れ残っていました。
つまり、100+1,000-200=900円が売り上げに対する正しい原価ということができます。
ここで、問題です。
【問題1】
上記の売上原価を求めるために、会計ソフトで行う仕訳は次のとおりである。
〇か×か?
日付:12/31
(借方)商 品 100 (貸方)期首商品棚卸高 100
(借方)期末商品棚卸高 200 (貸方)商 品 200
如何でしたか?
解説と次の決算修正項目は明日のブログに回させていただきます。
テキスト制作の進捗状況は、ワード2013&2016中級の課題が完了しまして、チェック依頼に回したところです。
明日からエクセル2013&2016中級の制作に入る予定です。
チェック依頼に回しておいたエクセル2013&2016初級プラスが、明日中には確認が終わるそうですので、更に、最終チェックをしましたら、印刷&製本依頼に回させていただきます。
何とか、3月中に全種類が販売開始できると良いのですが…。
頑張ります。\(^o^)/
他にも作りたかったテキストが何種類かあるのですが、Office関連が完成するまでは、しばらくお預け状態です。(;^_^A
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